インバスケット集中講義
決断力と行動力が覚醒するインバスケット集中講義
著者 鳥原隆志
こちらの本は「インバスケット講師が教える、リーダーのためのマネジメント研修」の本になっています。
あなたは会社の上司や部下に不満があったりしませんか?
おそらく8割の人はなんらかの不満をもっていると答えると思います。
そんな上司や部下をおもちの方に読んでみてほしいです。
本来リーダーの研修本なので管理職の方が手に取る本なのですが、部下の方にも読んでいただければ
リーダーの考えがわかり、少しは不満がなくなるかもしれません。
重要ポイント
○ 優先順位をつける力→ 「すべてやらなければならない」という発想から「どれを優先するべきなのか」判断する
○ 優先順位設定は、まず全体を把握して、その中から「緊急度」と「重要度」を考えて何からすべきかを決める。 緊急度=(今すぐにやるほうが良いのか、後でも良いのか) 重要度=(この案件をやらなければどのような影響がでるのか)。 重要度が低い案件には時間と労力はあまり使わない
○ 問題を発見する力→見える問題ばかりを解決するのではなく、本質的な見えない問題を解決してあげないと同じことの繰り返しになる。見えない問題とは、見える問題の要因となっている問題
○ 問題を分析する力→ 「 なぜ? 」を3回繰り返していくと、真の原因に近づく
○ 生産性を上げる力→ まず優先するのは仕事の効率化!どうすればもっと早く、安全に、楽に仕事を進めることができるか?自分の仕事にムリやムラやムダはないか?一度見直してみる
○ チームの生産性を上げるには、リーダーの生産性を上げることから始める。チームの中で生産性を上げるべきなのは、リーダーの仕事の進め方
○ トラブルに対応する力→ ①緊急的行動 (上司に報告する、お詫びをするなど) ②応急的行動 (被害を最小限にするや代品を手配するなど) ③原因究明行動 (なぜこの事態が起こったのか探る) ④再発防止行動 (同じ事態が起こらないように対策を考える)
○ 時間内にアウトプットを出す力→ リーダーを決める、役割分担をする、目標を明確にする、計画を立てる、全員の力を活用する、アウトプットの確認をする
○ 出社した時から帰る段取りをする
○ 見えないものを見通すちから→物事を見る位置を変えるだけで、今まで見えなかったことが見えるようになる。その作業に没頭するのではなく、その先はどうなるのか推測する。目先の問題だけではなく全体的に見てみる
○ リーダーは気球に乗って地上のメンバーを見おろしているイメージ。時にはチーム全体や会社全体を見通して、時には地上近くまで降り、メンバーと同じ視点で問題を見る
○ リーダーは司令塔!司令塔が一つのことばかり見ていては困る。メンバーより高い場所にいる感覚で、メンバー全員だけではなく、他のチームはどのような動きをしているのか?これからどのような流れになるのか?先を見通さなければならない。一歩先だけではダメ。二歩先、三歩先はどのようになるのか?考えた上で意思決定をしたり、計画を組んだりすることが求められる
○ 読む速さ (内容理解力) をつけるには、一度で理解すると強く思うこと。何が書いてあるかではなく、自分は何をするべきかという観点で読むこと。気になるキーワードには必ず下線をいれること
○ 組織を活用する力→リーダーは個人として成果を上げるのではなく、組織を使って成果を上げる。チームの資源やメンバーの能力を最大限活用しながら組織の目標を達成する
○ チームの崩壊はリーダーの不在が大きな原因。リーダーに着任した時から「リーダー代理」を育てる
○ リーダーは部下が活躍する場所を整えるのも仕事。自分だけが体力的に頑張るのではなく、いかに他力を有効に活用できるか、そしてどのように活用できる組織があるのかを知ることが大変重要
○ 将棋の駒でたとえる事は決して悪い意味ではない。将棋の駒はそれぞれにその駒にしかない特色を持っている。人も一緒でそれぞれ違う価値観を持ち、違う特技を持っている。リーダーはその駒の特色を把握し、どう動かすか?どこに動かせば力を発揮できるか?を考えて、部下が活躍できる機会を与える
○ 戦略的に考える力→リーダーに求められるのは上層部からの方針を確実に処理することではなく、上層部の考え方や戦略の方針に基づいて、自部署で戦略思考に置き換えること
○ 戦略とは長期的スパンで計画をねること。戦略は日々ぶれてはいけない。全ての業務は戦略上にあるべきであり、全ての作業には目的がある
○ 困難な課題を克服する力→難題が前に立ちふさがった時、たとえメンバーがあきらめていても、リーダーは最後まであきらめない
○ それでは最後に...あなたが目指すリーダー像を文章で書いてみてください
いかがでしょうか?
リーダー(管理職)とは大変な仕事です。上層部から文句を言われ、部下からは不満を投げかけられ。
リーダー自信が精神的に追い込まれることも多々あります。
それでもリーダーは組織の目標を達成するために行動しなければなりません。
仕事は個人プレーではなく「チームプレー」
チームで協力し個々の力をだしあって成果をあげる。
最後まで読んでいただきありがとうございます。少しでも参考になれば嬉しいです。
※私個人の見解で一部抜粋させていただきました。他にもたくさん良いことが書いてありますので興味のある方は是非この本を読んでいただけたらと思います。
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